『たくさん寝ても疲れがとれない』『夜中に目が覚める』『朝の寝起きが辛い』こんな悩みはありませんか??これは熟睡できていない証拠です。
熟睡できていないと倦怠感などの問題だけでなく、お肌がアレたり、化粧のノリが悪いなど、お肌の状態も悪くなってきます。
私たちの体は、体調を整える働きが備わっていますが、熟睡できないとその働きが鈍くなってしまいます。そして、そんな体の内側の変化がお肌にも影響してくるわけです。今回はそんな睡眠とお肌の関係についてまとめみたいと思います。
私たちのお肌では、眠っている間に「ターンオーバー」が起こっています。『ターンオーバー』とは、皮膚の奥で新しく生まれた細胞が少しずつ上に押し上げられていき、一番上までたどり着いて新しい皮膚に変わっていいくことです。
この『ターンオーバー』がスムーズに行われていると、いつもお肌は良い状態を保てるわけですね、子供はこの『ターンオーバー』のサイクルが早く、常に新しい皮膚でいるので、子供のお肌はツルツルのスベスベなんです。
そしてこの『ターンオーバー』をスムーズに行うのに重要な役割をするのが、「成長ホルモン」です。私達の体ではこの成長ホルモンが脳から分泌されることで、お肌に「ターンオーバー開始!!」というスイッチが入るそうです。
そしてこの『成長ホルモン』は睡眠中にたくさん分泌される事が、最近の研究で解ってきました。熟睡できない日が続いてお肌の調子が悪くなるのは、『成長ホルモン』の分泌量が減り、ホルモンバランスが崩れることが原因です。
でもこの成長ホルモンは、寝ている間ずっと出ているわけではないのです。睡眠の深さには規則的なリズムがあり、深い眠り(ノンレム睡眠)と浅い眠り(レム睡眠)が繰り返されています。
そして、成長ホルモンは、眠り始めて約3時間程までの深い眠り(ノンレム睡眠)の時にたくさん作られます、なので寝初めてから最初の3時間をしっかり熟睡出来ているかがポイントになります。
更に「お肌のゴールデンタイム(夜10時~2時)」というのがあります。この時間帯にお肌のターンオーバーが活発になると言われています。この時間帯に眠り始めの3時間を絡めるようにすれば、お肌の『ターンオーバー』が活発に行われるわけです。
深い眠り(熟睡)するためには色々と生活習慣を見直す必要があります。
- 就寝前の2時間は、テレビ、スマホ、パソコンなどの電子機器控える
- 3時以降のカフェインは控える
- 就寝前のアルコールを控える
- マットや枕など寝具にこだわる
- 晩御飯は糖質(炭水化物)を控える
- 夜の照明は暗めにする
- お風呂はぬるめでゆっくりつかる
睡眠の質を上げて健康な体、綺麗なお肌を手にするためには、これをすれば大丈夫!!ってものは無く、やっぱり生活習慣を見直して、それなりに努力する必要があります。